学校に行かなくなる子どもに「非行タイプ」と「不登校タイプ」があることが、知られていません。取るべき対応はまったく違います。不登校の子どもたちに、将来のことを考えさせたり、決意を迫ったりすることは禁物です。彼らは、見えない氷の壁の中に閉じ込められてしまっています。コミュニケーション不能状態なのです。なにかさせようとすると、恐怖と不安がつのります。そうではなくて、暖めて、じっくり解凍しなければならない。何気ない、気楽な関係を作ることです。ゆっくりですが、必ず回復します。
不登校の子どもたちは、たいてい、どうして自分が学校に行けなくなったのか、自分でも理解できません。この不思議な現象は、『ポリヴェーガル理論』と言う自律神経の理論で説明がつきます。人間を含めて、動物は「逃げるもならず、闘うもならず」という状況に追い詰められると、フリーズしてしまう性質があります。この現象は、自律神経の働きなので、本人の意思と関係なく自動的に起こってしまいます。
この動画は、私の講演の録画です。私は、不登校の子どもたちと30年以上関わっているのですが、『ポリヴェーガル理論』で「フリーズしてしまった子どもたちなのだ」とわかって、やっと彼らのことが理解できたし、どう対応すればいいかも自信を持って対応できるようになりました。
学校のころも、家庭のことも、本人のことも、もちろん関係しているのですが、どれも深い問題であって解決しにくい。とにかくは暖めて解凍することです。本人が動き出すと、道がついてきます。
不登校 氷の中に閉ざされた子どもたち
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